ダイソーのおもちゃコーナーで買える、組み立て式ブロック玩具の「プチブロック」。
ダイソーの人気商品で、ネットで検索すれば紹介記事もたくさんヒットします。
全60種類以上もあるのですが(2020年5月現在)、実はその中にはすでに販売が終了してしまったアイテムもいくつかあります。
「販売終了」とは、生産がすでに終了し、これ以上はもう作られないという事です。
わかりやすく言うと「絶版、廃番」です。
メーカーやダイソーの倉庫に残っている在庫分が市場に出て、それらが全部売れたら、そのアイテムはもう2度と(ダイソーの店頭では)買う事はできないのです。
生産が終わってから日が浅いうちは、まだ店頭でも見かけるでしょう。
しかし、ダイソーさんは商品の回転が非常に速いので、そんな店頭在庫も長くは残らないのが実際のところです。
ましてや人気商品なので、「何ヶ月も店舗の片隅で埃をかぶって売れ残っている」なんて事は、まず起こりえません。
「ネットではこのプチブロックが紹介されてるけど、ダイソーに行っても全然売ってない!」
といった経験がある人もいると思いますが、それが「販売終了」のアイテムなら、ダイソーを何件も回ってどんなに探しても、見つかる事は絶対に無い…と言っても過言ではありません。
「プチブロックで○○ってアイテムがあるみたいなんだけど、売ってないよ~」
「プチブロックの○○が近所で売ってないので、代わりに買ってきてくれませんか?」
という人も、時折見かけます。
しかし、それが販売終了アイテムだとしたら、それに応えられる人はおそらく現れないでしょう。
そんな無駄足を回避するための一助となれる事を願って、現時点で生産終了になっているアイテムをピックアップして紹介したいと思います。
まねき猫
ネット上には今でも紹介記事が残っていたりしますが、2018年の秋にはすでに店頭で見かける事は無くなっていた、「絶版アイテムの筆頭格」です。
現在のダイソーの店頭で買う事は、100%できないでしょう。
↑の写真は、実は他のアイテムから部品を集めて、同じ形になるように再現した物で、「まねき猫という商品そのもの」ではありません。
この「他から部品を集めれば再現できる(可能性がある)」というのが、プチブロックを含めたブロック玩具の面白いところです。
「他のアイテムから部品を集める」都合上、当然使わないブロックはたくさん出ますし、費用も100円(+消費税)で、というわけにはいきません。
それでも「どうしても欲しい!」というくらいに価値を見出せる人なら、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
中には集めにくいパーツもありますが、他のブロックを使って同じ形になるように工夫したりするのもまた、ブロック玩具の楽しみ方のひとつなのです。
新幹線シリーズ(はたらくのりもの)
2019年7月発売。
プチブロックシリーズでは珍しい他社とのコラボ商品。
「はたらくのりもの」のカテゴリで、かつ「新幹線シリーズ」として、
「N700系 先頭車両」「N700系 中間車両」
「923形ドクターイエロー 先頭車両」「923形ドクターイエロー 中間車両」
「E5系はやぶさ 先頭車両」「E5系はやぶさ 中間車両」
「E6系こまち 先頭車両」「E6系こまち 中間車両」
の8種類が発売。
2023年3月現在は、店頭在庫がまだありますが、遠からず姿を消してゆくでしょう。
発売後少しして、売り切れで店頭から完全に姿を消すほどの人気商品でした。
しばらくして品薄は解消され、その後は比較的安定して供給されましたが、「新幹線変形ロボ シンカリオン」のアニメの放映中は人気の相乗効果で、ものによっては手に入りにくい状況にもなっていたような印象もあります。
長辺の長さが6ポッチ分の基本形パーツや、ポッチの無い平板系パーツ、斜めの面を持つ斜面系パーツが導入された最初のアイテム群でもあり、プチブロックの歴史(?)の上では非常に大きな影響をもたらした存在の1つであると言っても過言ではないでしょう。
(2023年03月追記)
ダイソーの人気商品となった「プチブロック」は、現在でも新作アイテムが随時追加・発売されています。
しかし、その陰でひっそりと生産が終了し、販売終了─つまり絶版となるアイテムも、この先は増えていく事になるでしょう。
そんなアイテムについても、今後も追跡していきたいと思います。
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